options!

仕事の選択肢を広げる。メカエンジニア+"何か"を模索中

【読書感想】未来の年表 人口減少でこれから起きること 河合雅司

Amazonでレビュー高めでセールをやっていたので購入。

 

少子高齢化の未来をデータをもとに年表形式で語った本。

細かい数字が出てきて途中で飽きてしまった。数字を必死に読む必要はないが、いつごろどのような現象が起こり、どんなインパクトがあるのかを知るにはちょうどよい本である。

8割くらいはどんなことが起こるのかの説明で終わる。期待していた具体的な対策はこの本のなかでは書かれていない。(書かれているが自分が期待していたほど、確実だと思えるものではなかった。期待し過ぎかな・・・?)

 

否定的なことを書いたが、最後の「結びにかえて」を読んでこの本が言いたかったことを理解した。この本は具体的な解決策を提案するものではなく、日本に住んでいる人たちへの問題提起をする本のようだ。特に最近の中学生、高校生、大学生の若い人たちほど真剣に自分たちの将来について考えていて、さらには不安を抱えている。早いうちに今の現状をしっかりと知ることで、社会に出た時、またはそれよりも前に自分たちがするべき行動を考えられるようになるのではないかと思う。

 

私はまだ子供がいないが、正直子供を作っても大丈夫だろうか?と思う時がある。お金、仕事、地域社会など、自分のことだけでいっぱいになってしまうことが多々ある。それがこの先酷くなるのではないかという不安はなくならない。まずは現状を知ることが改善への一歩と捉えて、なにか自分にできることはないか考えてみたいと思う。